2005年05月29日

【研究員レポート】地域密着型ベースボール考 3

千葉ロッテマリーンズマスコットマーくん今、マリーンブルーの風が熱い!

今日は千葉マリンスタジアムで、千葉ロッテマリーンズ横浜ベイスターズを迎え、通称「湾岸決戦」最終戦が開催されました。

どちらも地域名を球団名の上に付け、地域球団を目指そうとしているチームです。

今日は海浜幕張まで行って、この決戦と熱い両チームのファンをみに行く予定でしたが、体調がすぐれず、やむなくケーブルテレビでの観戦になりました。

結果として、マリーンズがベイスターズを破り、今年の湾岸決戦はマリーンズの4勝2敗で終幕となりました。

しかし、ある意味、今日は記念すべき日になったと思います。たぶん、ニュースではとりあげられないでしょうが、今日の試合、千葉マリンスタジアムでは交流戦が始まって以来最高の入場者数だったそうです。地域ファンが地域球団を支え、球場に足を運ぶ。地域を意識しながら観戦する楽しさを知る。そして球団もそんなファンを意識してさらに楽しませようと工夫を凝らす。まだまだやるべきことはたくさんありますが、これら一歩一歩の積み重ねが、地域ともども元気になる地域密着型ベースボールの実現に繋がります。

私自身は、子どもの頃からパ・リーグの球団を応援してきましたが、今、プロ野球が変わる動きの原動力になっているのは、まさにパ・リーグだと思います。読売ジャイアンツを未だに球界の盟主と呼び、プロ野球の抱える問題の根本的な問題のひとつであるテレビ放映権から発生するお金の問題になんら手を付けない状況なのに、テレビで「改革元年」を連呼する某局の報道に違和感を覚えるのは私だけではないと思います。

写真は、イニングの間に企画された球団マスコット同士の競争の一場面です。転んだマリーンズのマスコットのマーくんの頭が取れるというハプニングもありましたが(詳しくは「マリーンブルーの風」さんブログ「マーくんの悲劇」参照!)、お客さんはとても楽しんでいるように見えました。

ただし、画面の右下を見てください。今日のような爽やかな日であっても、テレビ報道の関連で、読売ジャイアンツの試合だけは、必ず夜にやるのです。他のチームは昼の試合があったりナイターがあったり、選手のコンディションの調整もたいへんですが、読売ジャイアンツだけは常にナイターに合わせて調整すればよく、こんなところにもアンフェアーな面が見られます。これは球団の問題というよりも、野球に愛を持たず、既得権益を守ろうとするコミッショナーや一部の球団オーナーに責任があるような気がします。

頑張れ!パ・リーグ球団たち!

(報告者 林冬彦)

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